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薫物屋の気まぐれ その49【目指すべき香りづくり】

 本年最後のブログです。 今回は「目指すべき究極の香り」についてお話します。

 人間は日常の「精神状態」から外れると「生理的」に様々な現象が現れる。例えば好きな人に会うとドキドキと鼓動が高まる、悲しみ、喜びに出会うと自然と「涙」があふれる、おまけに鼻水まで・・・ココでは詳しく書けませんが、その他、汗はじめ体の色々な所から「汁」が出てきます(表現が汚くてスミマセン!)。皆様も思い当たると思います。

 実は香りも同じで本当に「良い香り」に出逢うと、理屈ではなく自然と「涙」があふれてきます。それは受け手の感情や感性、状況によっても様々で、又作り手の背景・思いが受け手に影響することも事実でしょう。絵画や彫刻、自然の景色などに感動する時と同じように。一方「悪い香り(香料)」に出逢うと己の肉体は無意識に反応しそれらを排出しようと、「せき」や「たん」を出す。これは日常お香を用いるご住職殆どの共通認識である。この場合咳き込んで出る涙と感動の涙は言うまでも無く別物で事は言うまでもない。

 古来の貴族は練香の香りを「心ときめくもの・・」と称したと言われています。まさに恋人に会うようなトキメキであったのかも知れない。いずれにせよ「ココロ」に響く薫りであったのであろう。


 要するに「目指すべき香り作り」の指針となるのが、この「涙の出る・・・感動の」と言うことだと私は思う。
決して「効果・効能」のみのものや「計算」で作られる事が出来ない「ココロ」で作るお香である。
年末なのでカッコつけすぎました。反省。 
ではいつもの調子で「私は汁が出る香りを作りたいのです!!」
下品すぎますと香司さんからクレームが来ない事を祈ります。
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薫物屋香楽

Author:薫物屋香楽
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