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薫物屋のつぶやき その19 【お香の伝来】

 一般的に日本に初めてお香が伝えられたのは、【推古天皇三年(595年)】淡路島に香木(沈香)が漂着した事に始まるとされています。

 その様子は「日本書記」や「聖徳太子伝暦」に記されていて、その中では聖徳太子がその香木を見て非常に喜んだ様子や、勅命により百済の職人にその香木で観音菩薩を作らせた事などが物語のように記されていて、以後それをもって日本の香の始まりとされることが多い。またこれが香についての我国での最古の資料となる事からもこれをもってお香の始まりとされている。



 しかし、実際にはお香はそれよりも前の仏教伝来時(538年)に既に伝えられていたと考える方が正しいとされています。というのもそもそも古来から仏教では【香】は仏を供養する際に欠かせないものとして使用されていた事や、仏教伝来当時に伝えられた法具などから考察すると【538年説】がよりスムーズで説得力があるという事になっています。



 いずれにしても【お香】は、伝来から1400年以上にもなる非常に歴史のあるもので、その間歴史上の超有名人の香に関する様々なエピソード(またの機会に紹介いたします)や使用法・調合法が生みだされ現在に至っています。

 この伝統ある素晴らしい文化がこれからも受け継がれて行く事を願っております・・・





 

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