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香司研修会「カンボジア沈香農園見学」ツアーその①

 成田発→カンボジア(プノンペン)着の直行便にて現地時間の11月2日午後4時頃、研修会参加のお香司様、添乗員約30名と共にカンボジア首都プノンペンに到着。
日本からのフライト時間は約6時間程でした。 その後、現地ガイドの迎えを受けチャーターバスにて宿泊するホテルへ。

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初日の宿泊はプノンペン市内の王宮近くにある〈ホテル エミオン〉  日系ホテルだけあり、快適で行き届いたサービスの良いホテルでした。





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ホテル到着後、夕食はメコン川ほとりにあるカンボジア料理店「BOPHA PHNOM PENH」に。 
カンボジアは熱帯モンスーン気候ですが、オープンテラスのこの店は川から来る風が心地よく、カンボジアに来たー!!
という雰囲気のお店でした。




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夕食後、ホテルに戻り最上階のバーへ。 バーサイドにはプールもあり、18階から見る絶景のロケーションの中、カンボジアの夜風を満喫しながら一同くつろぎタイム。
【写真:右上】カンボジアと言えば「アンコールビール」 お店で飲めば1杯3ドルですが、売店では75セント程(約75円)で販売されています。味はライトで飲みやすい感じ。 もう一つ有名なのが「タイガービール」らしく、キリンラガービールの様な味わいでした。





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ホテルから望む「大河 メコン」





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『2日目の朝』沈香農園があるカンポット州にバスで向かう。 プノンペン市内を抜けるとすぐにヤシ林や湿地帯が広がる・・・・。

インフラ整備が行き届かないカンボジア住民の主な交通手段はバイクで(日本製のホンダカブが一番人気)125ccまでなら免許が必要無いと同時に交通ルールも無い様で3人乗り、4人乗りは当たり前・・・・。

道路は一応舗装されているが、両サイドは赤土のままなので、車が通る度にかなりの砂埃が舞い、日本人なら必ずマスクを着用するだろうな・・・という環境。







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バスに揺られる事4時間、ようやく南ベトナム国境近くのカンポット州の沈香農園に到着。

沈香農園責任者からカンボジアにおける沈香栽培の現状説明を受ける。 
カンボジアにも天然沈香は存在するが、天然の沈香樹を探すにはジャングルに分け入り、少なくとも1週間又はそれ以上ジャングルに滞在し探さなければ見つからない上、2度と戻らない人もいるばかりか空振りに終わる事が多いので天然沈香を採取する者はいないと言っていました。 またカンボジア人にとって、山は神々が住む神聖な場所なので、むやみに樹木を伐採しないとも言っていました。

その様な話を聞いた後、2班に分かれ、チョッパーの様なトラクター(笑)に乗り沈香樹林へ向かう・・・・まさにジャングルクルーズ(笑)
この農園には約16000本の沈香樹が栽培されているそうです。


その後、伐採した沈香樹から沈香を取り出す作業を見学するとともに、実際に我々も作業をさせてもらう。

【写真:左下】 伐採した沈香を輪切りにしていく。
【写真:右下】 輪切りにした沈香をナタで割り、沈香が出来た所を選別していく



「カンボジア沈香見学ツアー」その②に続く・・・・・・・・

薫物屋香楽 香司研修会「カンボジア沈香農園見学」ツアー無事終了です

11月2日~6日の日程で、香司研修会「カンボジア沈香農園見学」ツアーを行いました。
出発前の天気予報では期間中全て雨の予報でしたが、現地では全て晴天に恵まれ現地のガイドも非常にラッキーです!と言うほど充実した研修旅行となりました。
 また参加者全員大きなトラブルもなく無事帰国でき、3泊5日のツアーを終えました。
旅行社の皆様はじめ現地ガイドの皆様に感謝です。

 研修ツアーの詳細はあらためてアップさせていただきます。






香司「香習会」



 弊社では、「香司養成講座」卒業生を対象に、卒業後もお香についての研鑽をはかるため様々な研修会を行っております。

 今回は「香習会」と題し、参加者限定にて貴重な高級沈香を粉末に加工し線香に仕上げる所まで行いました。
当然、出来上がった薫りはまさに「お香」と呼ぶに相応しいものとなりました。
毎回、この様な企画を行いたいのはやまやまですが、使用する極上沈香の価格や数量の問題から、やむおえず参加者限定となってしまう事が心苦しいのですが、いつか同様の企画を行いたいと思います。
 


今回用いた沈香の一つ「古渡 越南産 沈香」。
この沈香を粉砕機にかけ粉末にします。



粉末に加工した沈香を線香に用いる細かさに整えていきます。


当日のお香司様の作品。
手間をかければ綺麗な線香となります。

「香合:こうごう」

 「香合」とはお香を入れておく為の蓋付きの容器で、仏具であり茶道具の一種でもあり。

 香合には木製、焼物など様々ありますが、携帯用香合には蓋にネジ切りが施され携帯時に蓋が開いてお香がこぼれない様になっています。 また茶道具の世界では、香炉同様に「名物」とされるものも多く存在します。

 香合に収める香は、「焼香」「煉香」「香木」などが基本ですが、もちろん「印香」を収めるにも適しています。
香合も素材により数百円~となっておりますので、お香をプレゼントする際「香合」に入れて・・・・というのも粋な心使いです。




弊社展示販売中『ケヤキ製無垢 香合』
ちなみに 《在庫限り 770円税込です》

ワシントン条約指定種

 以前にも書いたがお香原料の中には《ワシントン条約=CITES(サイテス)「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する協約」》に登録されている物が多く存在します。
 
 ワシントン条約には、『付属書Ⅰ~付属書Ⅲ』があり、付属書Ⅰに登録された種は、「絶滅のおそれの高いもので、商業取引を禁止する。国際取引がある場合、輸出国の輸出許可、輸入国の輸入許可が必要となる」とされる。

当然、それら動植物の商業取引は禁止され研究目的等の場合を除き輸出入はできない。(ジャイアントパンダなど)

 但し、植物であれば人工的に栽培されたものは絶滅に寄与しない事から輸入されるものもあり、付属書Ⅰに登録されるものであっても入手できる物もある事から、伝統の香りを継承する事ができる。

 今後更にCITESにて登録される動植物の数が増えて行く事が安易に予想されるが、自然淘汰ならまだしも人間の手により、この世から永遠に消えてしまう悲惨さを考えれば、種の保存の為の「ワシントン条約」は必要不可欠である事は言うまでもありません。

 




お香原料として用いる「木香・Saussurea costus ]
ワシントン条約「付属書Ⅰ」に登録される。